2012年5月27日日曜日

stupid boy はこう思う 【 #One_voice #学生100人ブログ 】

「One Voice Campaignhttp://onevoice-campaign.jp/ )について思うことを学生100人で書く」というオンラインイベントに参加した上で書いています。


今回、企画をして頂いたひよここと広瀬さん @hiyokoluv に感謝しています。


執筆依頼を頂いてから、ネット選挙解禁運動について、ここ数日考えていました。


そのことについて書こうと思います。


では。


……


例えば、僕は、毎日2時間ほど電車に揺られて大学へ行く。

その間、読みたい小説があれば読むし、課題が終わっていなければそれに取り組むし、眠ければ寝る。

朝は何をするのにも捗るし、電車は何をするにも眠くなるのだ。

そして時々、顔を上げて周りを見渡す。

ほらね。

今日も僕は、非常に奇妙な光景を目にするんだ。

片手に持った、スマホ、スマホ、スマホ…

みんなアイフォン、あるいはスマートフォンを、何か深刻な事態でもあるのか、とても真剣な眼差しでそれを見つめている。

今日もそうだった。

目の前に座っていたかわいい森ガール系女子。は手の中の画面をひたすら指でスライドさせる。

しゅっ、しゅっ。

その姿をぼんやり眺める。

そして心の中で叫ぶ。

「新聞読めよ!」

……

SNSという言葉が、日常的なものになって、久しい。


僕らは毎日ツイッターでつぶやき、フェイスブックで友達を増やし、そのほかにも Instagramやら、すごい時間割やらのSNSで毎日慌ただしい。


僕だって、SNSは毎日使っている。


ネットがないと、生活できないのだ(随分前の話になるけれど、一度バスの中にアイフォンを忘れたことがあって、そのときはアイフォンが戻ってくるまで本当に気が気でなかった)。


翻って、紙の媒体はめっきり好まれなくなった。


僕なんかは本当に紙の質感が好きなんだけど、最近では分厚い本をスキャナでわざわざ取り込み、タブレット端末で読むという、いわゆる「自炊」をする人もいるほど。


だから、仕方ないことなのかもしれない。


若者が新聞を読まなくなるのは。


ニュースをネットで見るようになるのは。


そういう時代になったのだ。

……


ネット選挙解禁に向けて記事を書かないか、と言われた時、僕には正直ためらいがありました。


それは、個人的な理由によるものです。


「僕は前回の藤沢市長選挙に行かなかった」から。


僕自身、とても後悔、というか反省しています。


でも、行かなかったのには理由があるのです。


つまり、その当時浪人していて、とにかく勉強をしたかったから。


選挙自体は一瞬で終わりますが、僕は本当に寸暇を惜しんで勉強していたから。


当時20歳だった僕は、本当なら選挙に行くべきでしたが、勉強したかったので、棄権した。


これがその理由。


でも本当は、自分に嘘をついていたんだろうなあ、と今になって思う。


あの理由は建前だったのではないか、と。


すなわち、僕自身、誰に投票したらいいか分からなかったのだ。


そして、投票しても変わんない、と心のどこかで思っていたのではないか。


……


ネット選挙解禁運動というのは、ネットでの投票ではなく、選挙期間中の政治家・有権者によるインターネット上での選挙活動の解禁を目指すものです。


日本だけ、らしいです。


インターネットによる選挙活動が法律で禁止されている国は。


日本って国は、進んでいるようで、どこかでびっくりするようなステレオタイプを抱えていたりする。


今は、ドッグイヤーだ。


これまでの8倍の速度で世界は変わっている。

変化に合わせてフィットさせていくことが、何よりも重要だ。


先ほど書いたように、僕をはじめとする平成世代の若者の情報源は、インターネットだ。


そして、この状況はこれから先何10年と揺らがないと思います。


今、なぜ、ネット選挙を解禁しないのだろう。


インターネットを通じて政治家が情報を発信すれば、若者もその情報を見るだろう。

いや逆に、インターネットを通じて政治家が情報を発信しなければ、若者はそれを見ないのだ。


はっきり言ってこの状況は、若者が政治に関心ないのではなくて、政治が若者に無関心なんだと思います。


もっと現状を把握してほしい。

インターネットの重要性を、把握してほしい。

若者だって政治に興味あるんだよ。

政治家が何をするのか、どう社会を変えてくれるのか、期待しているんだよ。

ブログやツイッターやフェイスブックで、政治家も、若者と同じように発信できる世の中にしてほしい。

現在の世界にフィットした選挙運動を行ってほしい。

そして、若者が自信を持って投票できる世の中にしてほしい。

……

自戒の念も込めて、書きました。

選挙に行かないというのは、つまり棄権するというのは、文字通り権利を放棄することです。

言語道断です。

一票投票すること。

それは、たしかに小さいけれど、わずかながらでも住みよい社会を作るための一歩です。

僕のような、無知で、愚かな若者が一人でも減ることを願って。

僕はネット選挙解禁に、賛成します。



2012/5/26   菊池俊平


……

終わりに。

・「One Voice Campaign ( http://onevoice-campaign.jp/ )について思うことを学生100人で書く」
    というオンラインイベントへの参加を希望する方はぜひ、@hiyokoluvまでご連絡ください。

・OneVoiceについての詳細は以下をご覧ください
     HP→http://onevoice-campaign.jp/about.html
     Facebookページ→https://www.facebook.com/onevoicecampaign
     内容について→http://d.hatena.ne.jp/sekirei124/20120515/1337087362 




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